２０１５年に外壁・屋根の塗装工事を施工。
その際にも雨漏りがありました。
ガルバ鋼板とカラーベストの２つの素材の継ぎ目、
谷になっている部分と思われ施工した結果雨漏りは止まっていました。

昨年の暮れ、再度雨漏りしているとご連絡を受け、見せて頂きました。
クローゼット内部の壁がジットリ濡れています。

濡れている箇所と屋根を照らし合わせてみると
前回の漏れとは別の部分、カラーベスト屋根からの漏れ。

このあたりからの漏れと考えられました。
屋根の状況は塗装から３年足らず。
光沢もあり、タスペーサーも規定量差し込まれています。

何故？

考えられたのはケラバ部分。
上の写真で言うと、左側に写っている屋根の端っこの部分にあたります。

シーリングをして様子を見ることに。

ところが・・・
漏れは一向に止まらず

年をまたいで２０１８年新年の様子

こうなってくると、考えられるのは現況カラーベスト屋根下の防水シート。
きちんと貼られていなかったか！？
何らかの原因で破れたか！？

カラーベスト屋根を捲ってみれば一目瞭然なのですが
コスト的に割が合いません。

Ｍ様とも相談をし、
今回カラーベスト屋根の上に新たに屋根を被せることにしました。

工事開始！

カラクサの取り付け（白い部分です）

防水シートを水下から順に貼ります。

屋根の上に運び上げられた新たな屋根材。
カバー工法に良く使用される　ガルテクト　も考慮に入れたのですが
水上から水下まで継ぎ目の無い、このような長い平葺き鋼板を選択しました。

下から①→②→③の順に取り付けていきます。

最後に棟の部分を取り付け

屋根工事完了！！！

工事の後、雨が降っても漏れが無いことを確認し、お引渡しとなりました。

今回子ども部屋のクローゼットからの雨漏り。
「デカパドス（六甲アイランドのプール）みたいや！」って子供が大はしゃぎして・・・
と、飄々と話してくださるＭさま。
本当は心配でたまらなかったはず。
Ｍ様のお人柄に救われた今回の工事でした。

Ｍさま、ありがとうございました。